21世紀の趣味 オンラインで広がる将棋の世界

いきいき

縁側で将棋を打つイメージの強い将棋は老後の趣味としてもよく取り上げられます。

しかし、この将棋の人気は、近年意外な方法で世界へと広まっていました。

将棋のおさらい

知っている方が大半かと思いますが、念のため将棋の概要を簡単にご紹介します。

将棋は二人で行う対戦型のボードゲームで、縦9マスと横9マスの合計81マスの盤面上で8種類の駒を使い戦います。

戦略性の深さから盤上の格闘技などと例えられることもあります。

二人交互に駒を動かして、お互いの駒を指していき最終的に玉将をとった人が勝ちとなります。

駒の動き方や基本的なルールについては日本国内では浸透しているゲームなので割愛します。

改めてルールを知りたい方は、将棋のルールから覚える初心者向け入門サイトさんが詳細を載せていますのでご参考にしてください。

世界に広がる将棋人気

日本での将棋人気は既に周知のことながら、海外での将棋人気はどうでしょうか。

実は2018年にアメリカで初の将棋の国際大会が行われました。

アメリカ人をはじめブラジル人など6カ国から約60人の方の参加があり、国籍を超えた棋士同士の熱い戦いを繰り広げました。

また、カロリーナ・ステチェンスカさんというポーランド出身の女流プロ棋士もいらっしゃいます。

この方は外国人女性として初のプロ棋士になられた方です。外国人のプロ棋士は男女通して初めてでした。

カロリーナさんは元々チェスという将棋に似たゲームは知っていたようですが、16歳のころに読んだ日本の漫画がきっかけで将棋を知り、プロになったという特異な経歴の持ち主です。

では、カロリーナさんはどうやって将棋を始めたのでしょうか。

将棋を指せるサロンや将棋のルールを知っているポーランド人が周りにいたのでしょうか。

カロリーナさんの場合はネットで将棋を指し、ルールを覚えていったそうです。

このように周りに将棋を知っている人がいなくても、ネットの世界では見ず知らずの人と対戦することが安易にできるため、世界各国の人が一人で将棋を始める敷居がどんどん低くなってきています。

また、西洋の人にとって将棋は始めやすいゲームでもあります。

これはカロリーナさんの話にも出たように西洋にはチェスというゲームがあるのが理由です。チェスと将棋は駒の動きが似ているため、どちらかのルールを知っていると始めるのが簡単です。

また、通常のチェスとは異なるルールが存在する点も将棋の人気を高める理由となっています。

特に以下の

・自分が取った相手の駒を自分の駒として打つことができる。

・どの駒でも相手の陣地に入れば、駒を裏返して強くなることができる「成る」という考え方

という点はチェスに存在していないルールの中で、戦略性を高めるものとして受け入れられています。

対戦相手を見つけてくれるネット

カロリーナさんもネットで将棋を始めたように、現在ネット上で将棋というワードを検索すると数々の将棋が指せるサイトが上位表示されます。

これらのサイトは使用しているユーザーも多く、すぐに対戦相手を見つけることができます。

ネット上での将棋であれば日本にいながら、地球の真裏であるブラジルの人と対戦することもできます。

サイトによっては対戦相手と会話することができるチャット機能も実装されており、

将棋の対戦に留まらず、意見交換などをすることで親交を深めることも可能です。

この機能があれば、わざわざ対戦相手と日時調整して集まることも不要ですし、

近くに将棋を打つコミュニティがなくても始めることができます。

チャット機能を使用してネット上にコミュニティを作成することも可能です。

極端な話、将棋を打つための駒や盤面もネット上の対戦だけであれば不要です。

好きな時間で始められ、好きな時にやめることのできる手軽さは世代や国境を越えていきます。

ネット上で海外の人と会話をしながら将棋を指す。

とても21世紀らしい老後の過ごし方ではないでしょうか。

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