皆さんはご近所付き合いをしていますか。
隣に住んでいる方を挨拶をかわし合い、一緒に地域の活動に参加する。
理想の形だと思います。
その反面でご近所トラブルから事件に発展するケースもあります。
果たして、ご近所付き合いは今後するべきなのでしょうか。
隣の家の人の顔を知らない
現代では都市部を中心にご近所付き合いが希薄になってきています。
これは世帯自体の構成が一人暮らしや核家族化しており、構成人数が少ないため、そもそも近隣の住人との関わりが少ないことが理由の一つに挙げられます。
また、地域を挙げた活動自体も減ってきており、近隣住人同士で顔を合わせる機会が減ってきていることも原因です。
私も以前マンションで引っ越しをした際、左右上下に粗品を持って挨拶に行きましたが、誰も出てくれませんでした。
思うに近隣住人の顔を知ることより、顔を知られる恐れのほうが大きくなってきているのではないでしょうか。
隣人トラブルはなぜ起きるのか
良くニュースで隣人トラブルを発端として事件が多く取り上げられています。
これらの事件はなぜ起こるのでしょうか。
その原因は騒音や異臭、ゴミの分別など多岐に渡ります。
度を超えたものについては警察沙汰となり、それがニュースになるのだと思います。
度を超えたものについては、警察に介入してもうらう他ないかと思いますが、騒音などのトラブルは誰でも遭遇したことがあるのではないでしょうか。
なぜこんなにもトラブルは身近なのでしょうか。
事象としての原因は多種多様ですが、根本的な原因は住んでいる人同士の
感覚のズレ
による部分が大きいと思います。
では、このズレをどうやって埋めるのでしょうか。
それはコミュニケーションをとりズレを埋めていくことが重要です。
一つ例を挙げると
中国人の方の話声は日本人の声より大きく感じませんか。
集団で移動されている中国人の団体などを駅で見かけると
中国人の方だとすぐに分かります。場合によってはうるさいと感じるかもしれません。
しかし、なぜ中国人の方の声が大きいか知っていますか。
これは中国語に四声という発音方法があり、大きな声で話さないと聞き取れないからという理由や小さな声で話すことは失礼にあたるという考えからなど様々な理由がありました。
こうやって理由をひも解くとうるさいと思えた大きな声にも理解が持てます。
近隣住民トラブルも同様に、大きな音でしか聞き取ることのできない人と小さな音でも敏感に感じとる人が隣同士で住んでいて、お互いのことを知らなければ騒音トラブルを巻き起こす可能性があります。
多くの人が近隣トラブルを恐れ、コミュニケーションをとることを避けていますが、
結論から言うとこれは逆効果だったのかもしれません。
どのように近隣と付き合っていくか
では、どのように付き合っていくのが正解でしょうか。
具体的な方法としては左右向かい合わせの人と会った際には挨拶を交わし、地域の活動などに参加してみることだと思います。
コミュニケーションの第一歩は、顔を覚えて、名前を覚えることです。
もちろん中には苦手な人も出てくるでしょう。そういった人には無理に合わせず、ある程度の距離をとって付き合いましょう。
また、もし自分がトラブルの原因となるようなクレームを入れられた時でも熱くならずに一旦落ち着きましょう。向こうの言っている内容は間違いないか、自身の行為は感覚がズレているのか第三者に一度相談してみてください。

隣人との良い関係で楽しい老後を
災害などいざというとき、頼りになるのは遠くの親戚より近くの他人です。
友好なご近所付き合いで、楽しい老後をもっと広げてください。
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