【比較】老後の暮らしは都会暮らしか、田舎暮らしか

暮らし

老後は一つの節目として、生活が大きく変わるタイミングです。

仕事の退職や子供の独り立ちなど家庭内の変化の大きいこのタイミングで、家の住み替えや引っ越しをする人もいらっしゃいます。

老後の住環境を考えた際によく話題となるのが、

お悩み
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都会暮らしか、田舎暮らしか。

というものです。それぞれの住環境には既に都に住んでいる方には見えづらい魅力があり、逆に住んでいるからこそ見えてくる欠点もあります。

今回は住環境の大切さと現在の流行を改めて見るとともに、田舎で育ち、現在都会にいる私自身の経験も踏まえ都会と田舎それぞれの利点・欠点を比較していきたいと思います。

都会暮らしの利点・欠点

増え続ける都会暮らし

日本の都市部に住んでいる人はどれほどいるのでしょうか。総務省が発表している「人口推計 2018年」に都道府県別の人口分布について以下の文章がありました。

2018年10月1日現在の都道府県別の人口は,東京都が1382万2千人と最も多く,
次いで神奈川県(917万7千人),大阪府(881万3千人),愛知県(753万7千人),埼玉県(733万人)となっており,以下人口600万人台が1県,500万人台が3道県,300万人台が1県,200万人台が6府県,100万人台が21県,100万人未満が10県となっている。人口順位は全ての都道府県で前年と同順位となった。
全国に占める割合をみると,東京都が最も高く,前年に比べ0.1ポイント上昇し
10.9%となった。なお,全国に占める割合が5%以上の5都府県で全国人口の36.9%となり,前年に比べ0.2ポイント上昇し,4%以上の9都道府県で54.4%となった。

人口推計 2018年(平成30年)

この文章を読み取ると首都である東京都だけで日本における人口の10.9%の人が生活し、上位5都府県に総人口の36.9%が住まわれています。過去の統計を見ても占める割合は年々増加傾向となっています。

そして、この人口の増加理由は子供の出生などの自然要因の増加ではなく、転入などによる社会的要因の増加が多くを占めていることも特徴的です。

都市部の人口増加は加速の一途を辿っており、人口集中で発達した産業・サビースの恩恵があり、人口集中による不便さが生じています。

つまり、都市部で暮らす利点・欠点を考えるとその多くは

人口集中に起因したもの

ということがわかります。この時点で老後は静かに暮らしたい、人の多い場所に住みたくないという人には田舎暮らしがおすすめかもしれません。

それでは具体的に利点と欠点をみていきます。

都会暮らしの利点

交通手段の発達

都会暮らしの利点としてまず挙げられるのが、地方の田舎暮らしに比べ圧倒的に交通の便がいいことです。特に都市部はバスだけでなく、地下鉄や私鉄などの鉄道も多く走っており、車などの運転が難しい方でも、公共の乗り物として大いに活用できます。

利用できる交通機関が多いことは、老後の暮らしにおいて大きな利点となります。通院や趣味、行楽で外に出る際も移動がスムーズになり、外に出かける意欲も高まります。

医療施設が充実している

人口集中の大きな恩恵として医療施設の充実が大きな利点となります。人口が多い分、待ち時間などは増える傾向もありますが、施設自体が多いため選択肢が多くなります。

また、先進医療など一部の病院にしかない設備なども、地方に比べ充実しており、もしもの際の治療先として選ぶことが可能です。

老後の暮らしにおいて健康というのは最も重要な指標となります。その健康を維持する医療は切っても切り離せない関係であり、この視点においては都会での暮らしは大きくリードしています。

買い物や娯楽施設が多い

普段の暮らしにおいて生活必需品や食料を買い求めるスーパーなどが家の近くにあるかは死活問題となってきます。田舎での自給自足を望むのであれば別ですが、多くの場合は食料品などは購入するため、この距離というものが大切になります。

この点において都会は人口が多い分スーパーも各地域に点在しており、不便を感じることは少ないです。

また、映画館などの娯楽施設も多く、老後豊かな生活を送るうえでは利点とも言えます。

流行に敏感でいられる

最新の商業施設に足を運んだり、新商品を購入する際は、人口の多い都市部に利点があります。これは人口が多い分、需要が高いためこぞってメーカーも都会を中心に新施設を建設したり、新商品を投入するためです。

常に最新の情報に触れて若々しく過ごしたいシニアには大きな利点と言えます。

都会暮らしの欠点

渋滞や満員電車に乗ることになる

これは人口の多い都市部では避けることのできない弊害です。人口が多い分移動の際、車では渋滞に巻き込まれ、電車では満員電車に乗る機会に遭遇することが考えられます。

街中での人混みはご自身が足を運ばなければ避けることができますが、これらの移動時に生じる弊害は人口が多い都会においては避けられないことであり、もし田舎から都会への暮らしを望む方は、この点を考慮する必要があります。

居住費用が高い

既に都市部で持ち家を持っている方でローンなどの支払いが住んでいる方は該当しませんが、都会での家賃や家の購入費用は地方に比べとても高額になっています。

限られた土地に多くの人が住むことを希望する以上、地価が上がり居住費用が上がることは自然なことですが、広さや設備などを求めることが難しいため、どこまで出すことで折り合いをつけるかが重要となってきます。

お金を使う機会が多い

これは私が都会に住んでいる経験上思ったことですが、都市部での生活は思った以上に支出が増えます。物価については都市部と地方とで大きな差を感じませんが、生活をするうえでの電車賃やバス代など細かな部分で費用がかかります。

個人差も多くありますが、都市部は買い物をする場所や機会も多いため、衝動買いなど誘惑に負けて買い物をした際の支出も地方に比べて多いのではないかと思います。

人が多く気疲れしてしまう

この欠点はいわゆる都会の喧騒というものです。都市部とりわけ東京に言及すると、人が歩いていない街を見ることはほぼありません。どこもかしこも人で溢れています。

静かに暮らしたい、人に干渉されない生活を送りたいという人は都会での暮らしでどこまでこの点が許容できるかが大きな問題となってきます。

田舎暮らしの利点・欠点

人気が高まる田舎暮らし

前段でお伝した通り、都市部での人口増加は数字にからも読み取れるように高まっていますが、数字には現れ辛いところで、田舎暮らしを求め移住する方が増えているのも事実です。

田舎での自給自足の生活やスローライフなどに憧れ、老後の暮らしだけでなく若い世代の方でも田舎暮らしに興味を持って移住する方もいます。

その証拠に田舎暮らしを進めた書籍が多く販売されています。

多くの人を魅了する田舎暮らしの利点と、田舎だからこそ感じてしまう欠点を具体的に見ていきます、

田舎暮らしの利点

自然が多く、のびのびと生活ができる

まず田舎暮らしの利点としてあげられるのは自然が多い点です。これは都会暮らしに比べ圧倒的に自然に触れる機会が多くなります。

自然が多いと空気が美味しいと言いますが、利点はこの点だけではありません。日々自然が目に入ることで心も豊かになりますし、地方はご飯が美味しいと言われているのは豊富な自然があるためでもあります。

自分自身都会に住んでいると時間に追われることが多く、田舎に住んでいた頃はもう少しのびのび過ごしていた気がします。ゆっくりとした暮らしを望む方にとってこの利点は大きなものとなります。

人が原因となる問題が少ない

人口が少ないため、都会暮らしの欠点で挙げた渋滞や満員電車など人が原因となる問題に出くわす機会が格段に減ります。

都会の喧騒に疲れた、人付き合いでストレスが溜まっているという方は人の少ない田舎に移り住むのも一つです。

居住費用が安い

人口が少なく土地が広い地方部は都会に比べ格段に費用が安いです。これは賃貸、購入ともに言えることで、住み替えとして購入に踏み切る際にも大きな後押しとなります。

また土地も広いため家庭菜園や庭いじりなども可能なため、悠々と老後を過ごしたい方には田舎暮らしがおすすめです。

田舎暮らし欠点

交通の便が悪い

田舎暮らしの欠点で一番に挙がるのは交通の便が悪いことです。電車やバスの本数が都市部に比べ少ないうえに、土地が広いため、住む場所によっては最寄りのスーパーなどに行くにも車がなければ生活できないようになります。

老後は身体能力が低下するため頻繁に車移動することはあまりおすすめできませんし、何よりご自身で運転する負荷がかかります。

田舎暮らしを検討される場合は最低限買い物ができる場所が近くにあるか、バスや電車が交通機関として利用できるかも調べることが重要です。

医療機関が少ない

これは都市部の利点にあった医療機関の充実の逆と言えます。病院は人口が多い場所に建設される傾向が強く、人口の少ない地方での田舎暮らしはどうしても不利となる点です。

また、山間の地域や離島などより人口が少なく、交通手段も不便な場所に移り住んだ場合は、緊急時にヘリコプターでの輸送など思いがけない出費となります。

田舎で暮らすことを望む場合でも医療機関との距離などを考えることも重要です。

近所付き合いなどの人間関係がある

利点において人を原因とした問題が少ないとお伝えしましたが、人付き合いは別となってきます。特に人口の少ない地域では、人が少ない分関わりが濃くなることも考えられます。

都市部の暮らしでは隣人と関わる機会が少なくても、田舎では地域で行なっている行事に参加しなければならないこともあります。地域になじめず田舎暮らしを断念したというお話もあるので、移住を検討される際は下見を行ったり、ある程度の人付き合いは行うようにすることも大切です。

物価が高い

意外に思われるかもしれませんが、田舎暮らしのほうが物価が高く感じることがあります。それは田舎まで輸送する輸送費が含まれているためです。ガソリンなどの燃料費などはこの傾向が顕著で、地域によっては水道設備への投資額が高く、水道代が高い地域もあります。

いずれも生活していくうえで必要不可欠な出費となるため、田舎暮らしの検討の際には住む地域の水道料金やガソリン代を調べることもおすすめします。

長所と短所を踏まえた選択を

都会暮らしと田舎暮らしの二つを比べてみましたが、どちらも一長一短があります。断然どとらで暮らすことがおすすめというものはなく、むしろ住む方のライフスタイルによって決めることが重要だと改めて思えました。

老後の生活において病院などの施設を重視し、いつまでも流行に敏感でいたい方であれば都会のほうが合っています。逆に現役時代とは違うゆっくりとした時間を老後は過ごしたい方であれば都会の喧騒とは無縁の田舎が合っています。

何を重視するかによって答えは変わってくるかと思いますので、この記事の利点・欠点を参考にしていただければと幸いです。

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