皆さんは普段の生活の中で人工知能(AI)という言葉を聞いたことはありますか。
人口知能という言葉からは人の手で作れられた知能ということが読み取れ、ロボットのようなものを想像します。ロボットを辞典で引くと以下のように記載されています。
人造人間。人間に類似した動きや形態をもち、複雑な動作や作業をコンピューター操作により自動的に行う装置。
Weblio辞典
人間に似ていることがロボットとして定義されてきましたが、2020年現在人工知能の搭載された機械は多種多様な形で多くの生活シーンに浸透しており、身近になってきています。
また、近年メディアでは
- 人口知能に仕事を奪われる
- 人工知能に人間が支配される
などと不安を煽り、注目を集める記事も多く見受けられます。
果たしてこれは真実なのでしょうか。実際に取り入れられている実態を見るととともに、今後どのように付き合っていくのが正しいのか考えていきます。
様々な人工知能の種類
目に見えて人工知能が搭載されているもの、一見人工知能が組み込まれていないものとが存在しています。ここではどのようなものが人工知能を搭載しているか分かりやすい例から挙げ、その使い方をみていきます。
全自動お掃除ロボット
これは見た目や機能からいっても、皆さんが想像しているロボット像に近く、人工知能というものが搭載されていることが分かります。 唯一の違いは人間型ではない点であり、円盤型の形をしたものが主流となっています。
これはロボット掃除機のメーカーが生産しており、部屋の掃き掃除や拭き掃除など用途に合わせていくつかの種類があります。
人工知能を搭載することで、このお掃除ロボットは全自動で動作します。部屋の大きさや構造の把握、障害物の回避やゴミの検知を人工知能が担います。人間が行う動作というと起動のスイッチと溜まったゴミの処理だけです。
部屋数が多い1軒屋にお住まいの方はもちろん、マンションタイプの住宅に住まれている方にもオススメです。特に便利な使い方としてオススメしたいのが、
外出前にお掃除ロボットを作動させる方法です。
この方法であれば、外出先から家に戻ったタイミングでロボット掃除機の掃除が終わっており、動作中の機械音など気にせずに住みます。また、家に帰ってきた時点で部屋が綺麗になっており、とても気分が良いです。
現在は色々なメーカーが掃除ロボットを発売しており、価格競争が起きたことで値段もお手頃になってきていますので、検討する価値はあるかと思います。
コミュニケーション用ロボット
コミュニケーションロボットは文字通り人間とコミュニケーションをとるために開発されたロボットです。
こちらのロボットは人型のものもあれば動物の形をしているものまであります。人に可愛がられることを目標としているため、受け入れやすい形状になっています。また、この類のロボットに備わっている大きな特徴は、人工知能を活用した学習能力に長けているということです。
この学習能力のおかげでコミュニケーションをとればとるほど、ロボットが言葉を覚えたり動作を学びます。この機能を応用して持ち主と他の人を認識し、持ち主に懐く機能が備わっているロボットもあります。
家族と離れて暮らす方や話し相手を探している方にはとてもオススメです。また、ペット型の形状をしたロボットもいますので、ペット禁止のお家に住まれている方でもロボットであれば気兼ねなく買うことができます。
スマート家電
スマート家電は一見するとロボット見えないような普通の家電です。しかしながら先に挙げた人工知能(AI)を搭載しており使用者の傾向や嗜好を学習していく家電です。外見的にはお掃除ロボットやコミュニケーションロボットに比べると人口知能を搭載しているようには見えませんが、その性能、できる範囲の広さは他の製品と引けを取らない存在です。
このスマート家電は、冷蔵庫や電子レンジなどの調理器具から、エアコンや照明などの居住設備にまで及びます。代表的な例でスマートスピーカーも挙げられます。このスパートスピーカーについては、以下の記事でも取り上げています。
冷蔵庫や洗濯機、エアコンなどは人工知能で機械で判断する他にもスマートフォンに入れたアプリで外部から操作指示できるものもあります。
例えば家への帰り道にアプリでエアコンのスイッチを入れて、帰ってくる頃にはお家を快適な室温にしておくという便利なことができます。

人工知能と分担をして便利な暮らしを
近い将来私たちが想像していた人型のロボットも登場してくるかもしれません。しかしながら、生活を便利にしてくれる人工知能は既に至る所で浸透してきています。
その仕組みがよく分からないため、人工知能という言葉を単体で聞くと拒否反応を持ってしまう方もいます。
しかし、根本は世の中をより便利にしようという発想から人間が作り出したものなので、危害を加えられことはありません。通常の生活で使うレベルのものであればメーカーが販売しているものでもありますので、使い方を誤らなければとても安全で頼りになる存在になります。
特に老後の生活においては、普段できていたことが段々とできなくなってくることも考えられます。
これからの時代、人工知能に任せられる部分は任せ、自分がやりたいことをやるという分担で便利な暮らしを目指していくのも一つの手ではないでしょうか。
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