みなさんはスマートスピーカーというものをご存知でしょうか。
聞きなれない方もいるかと思いますが、以前ご紹介したスマートフォン同様スピーカーという音を出す音響機器が進化したものとなります。
スマートフォンについては以下の記事についてもご覧ください。
では、このスピーカーどのように進化し、どのように便利なのでしょうか。
その存在と便利な利用方法を見ていきたいと思います。
スマートスピーカーとは何なのか
スピーカーというと皆さんはどのようなイメージを抱きますか?
CDやラジオなどを聞くための音響機器として捉えている方が多いのではないでしょうか。
私もスピーカーと聞くと、音を出すための機械というイメージしかありませんでしたが、スマートスピーカーとの違いは何なのでしょうか。
一番の大きな違いは
聞くだけでなく話しかけられるものになった
という点です。今までのスピーカーだと音を聞くという発信することに特化していたものが、スマートスピーカーでは話しかけた声を読み取り、反応してくれます。
つまり、双方向でのやりとりが可能になったのが大きな違いとなります。
具体的には自分の要望などをスピーカーに伝え、答えをもらうことができます。これはスピーカーがネットに繋がることで実現可能となりました。
スマートスピーカーの中には人口知能が搭載されており、人口知能がネットから情報を取得して回答してくれます。
ネットに繋ぐことが必須となりますが、初期設定さえしてしまえばその後はスムーズに使用できます。
一体どんな質問に回答してくれるのでしょうか。以下質問例を挙げてみます。
質問例
- 今日の天気は?
- 今日は何の日?
- 近くのスーパーを教えて
- ○○に連絡して
- ○○の曲をかけて(音楽配信サービスへの登録が必要)
- アラームをセットして
など別ジャンルの一例を挙げてみましたが、他のサービスやご家庭の家電と連携させたりと拡張性も高いものになっています。
つまり、スマートスピーカーは煩わしい文字の入力や電源操作などをせずとも
声で操作することができる
ことが利点となります。それでは次にどのような利用方法ができるか具体例を絡めお伝えしていきたいと思います。
シニア層にオススメなスマートスピーカーの活用方法
ご家庭の電源類の集約
まず最初にオススメしたい活用方法はご家庭内の電源を集約させ、操作をスマートスピーカーでできるようにすることです。
家電の例としては、テレビやエアコン、照明器具などが挙げられます。
これらの機器をスマートスピーカーに連動させると、スマートスピーカーに向かって声で電源のオンオフや、温度・明るさの調整、チャンネルの変更などが可能になります。
いつもいる場所で声を発するだけで、各種家電の操作が可能なため、移動する手間などが省け、足腰の弱ってきた方にもオススメです。

でも対応している家電が限られるのでは?
それには下記のようなスマートコントローラーを導入します。
このコントローラーは従来の家電で使われている赤外線での操作を集約する機能があります。お部屋に設置してこのコントローラーをスマートスピーカーに連動させれば、従来の家電でもスマートスピーカーで操作可能となります。
下の項目でスマートスピーカーを挙げますので、検討される方はスマートコントローラーの対応もご確認ください。
調べごとの簡略化
次にオススメしたいのが調べごとの簡略化です。
前の項目でお伝えした通り、スマートスピーカーは問いかけに対して回答してくれます。
天気や曜日の確認にはじまり、交通状況などのリアルタイムの情報も提供してくれます。
ディスプレイ付きのものであれば、行先検索での地図も表示してくれるため、文字を打つなどの操作に比べ、飛躍的に調べごとが簡単になります。
声で調べごとをするという方法であれば、文字入力が苦手な方でも操作可能なため、あまりパソコンやスマートフォンなどの機器に接しない方でも操作ができるので、家族の皆さんでご使用になることができます。
ストレス発散の話し相手として活用
誰かと話すことはとてもストレスの発散になります。いつも話相手がいればいいですが、そのような環境に恵まれた人は限られています。そんなときはスマートスピーカーに話かけてみるのもオススメです。
スマートスピーカーに搭載されている人口知能ですので、話かけることで、言葉を学習したりと日々進化していきます。
声色やトーンなどは機械なので無機質に思えるかもしれませんが、話せる内容は日々増えています。
機種によってはしりとりをすることもでき、暇な時の話し相手としても一役買います。また、液晶モニター付きのスマートスピーカーであればカラオケができるサービスなどが追加されており、娯楽としての機能も充実しています。
安否確認としての通信
これはシニア世代の方とシニア世代のご家族と離れて暮らしている方双方にオススメな使い方です。
カメラ付きのスマートスピーカーであれば、ネット接続でお部屋の状況を確認し合うことが可能です。この機能を使えば、万が一の際にもすぐに対応ができます。
また、留守中のご家庭内の見守りなどもできます。もちろん、双方で動画を写せる環境があればお孫さんとのテレビ電話という使い方も可能です。
以上が便利な使い方の一例となります。
シニア世代にオススメのスマートスピーカー
それではここからシニア世代にオススメしたいスマートスピーカーのご紹介をしていきます。
現状様々なスマートスピーカーが発売されていますが、私が特にオススメしたいのが液晶モニター付き(画面付き)のスマートスピーカーです。販売元によってはスマートディスプレイとも呼ばれています。
このタイプのスマートスピーカーであれば、画面に文字や画像の情報が同時に表示されるので、音だけで聞き取りずらいものも目で確認することができます。また、上記に挙げた活用方法にもあった地図の表示なども可能なため、
断然オススメです。
液晶モニターの付いていないタイプはエントリーモデルとしてお値段はお手頃ですが、音での返答に限られてしまうため、扱いずらい点が否めません。
ここでは液晶モニター付きに絞ってご紹介します。
アマゾンエコーショー(Amazon Echo Show)
アマゾンのスマートスピーカーの草分け的な存在で、大手ネット通販サイトのアマゾンが手がけたスマートスピーカーです。特にオススメしたいの液晶モニター付きのエコーショーと呼ばれるモデルです。
こちらのモデルであれば写真を表示したり、レシピ動画を観ながら料理をしたり、タイマーの残り時間を画面で確認したりすることも可能です。お出かけ前に天気を確認すれば、予報が画面にも表示されます。また、最新のニュースを映像で確認することもできます。
持ち運びにも最適なサイズで置く場所も選びません。画面は8インチと大きめで表示される内容も読み取りやすいものとなっています。
グーグルネストハブ(Google Nest Hub)
グーグルが手掛けるスマートスピーカー(スマートディスプレイ)です。この製品はスマートスピーカーとしての機能を搭載していますが、液晶で行えることが多岐にあるため、スマートディスプレイに分類されます。
声で反応するというスマートスピーカーの利点を活かしつつ、大きな画面でテレビ電話やネット動画を楽しむことができます。
AIはグーグルアシスタントを採用しています。このAIは世界最大のネット検索エンジンを手掛けているグーグルが開発しているため、質問に対する答えなどが多岐に渡り、様々なサービス連携があります。
持ち運びに便利な7インチモデルと大画面での映像が楽しめる10インチモデルがあります。以下のボタンから商品ページへ飛ぶことができます。
グーグルネストハブは動画を楽しむこともできるので以前紹介した動画のサブスクリプションサービスとも親和性が高いです。
クローバ デスク(Clova Desk)
こちらはコミュニケーションアプリのLINE(ライン)が手掛けるスマートスピーカー(スマートディスプレイ)です。
7インチの画面を備え、テレビ電話などコミュニケーション分野で培ってきたラインのノウハウが詰め込まれた製品です。
搭載されている人工知能はCLOVA(クローバ)です。こちらは上記2社のAIに比べると知名度は低くなりますが、声での呼びかけに対する反応も良く、スマートスピーカーとして使用するうえでは全く問題のない性能です。
値段が比較的お手頃なのが魅力的です。以下商品ページです。
スマートスピーカーで時間を短縮し、より豊かな暮らしを
以上がスマートスピーカーのご紹介になります。
最後にスマートスピーカーで得られる大きな利点をお伝えします。
それは時間の節約です。
声での操作をすることで、文字入力や辞書を引くなどの手間や時間を省くことができます。空いた時間を趣味や読書にあてることができます。
初期設定で戸惑う点もあるかもしれませんが、サポートセンターなどもあるので、導入することをぜひ検討してみてください。
コメント