毎日料理を作るのはとても大変です。
自炊は大人数の料理を作るには適していますが、一人や二人の量だと逆にお金もかかってしまいます。
かといって外食ばかりだとお金もかかりますし、栄養バランスも偏ってしまいます。
お家で調理する食品として注目されているのがチルド食品です。
チルド食品は、老後の食生活にも役立つ優れものでした。
チルド食品とは何なのか
加工食品の種類
チルド食品という言葉を皆さんはご存知でしょうか。
チルド食品は食品の加工、保存方法によって分けられた食品の一つのジャンルです。
スーパーなどで販売されている食品にはいくつかの種類があります。
代表的な食品それぞれの特徴を簡単にみていきます。
1、インスタント食品
簡単かつ短時間で調理することに特化した食品です。
お湯を注ぐだけで調理できる即席ラーメンなどが代表例です。
加工方法としては食品を乾燥させたり、スープをフリーズドライで粉末状にすることで保存性を高めます。
2、レトルト食品
食品の保存袋の性能を高めるとともに、加圧・加熱して殺菌した食品です。
加工段階で殺菌をしているので、常温で保存ができます。
レトルト食品の代表的な例としては、ボンカレーで有名なレトルトカレーが挙げられます。
3、チルド食品
低温冷蔵で保存されている食品です。
0度から10度程度のなるべく低い温度で加工・流通・販売されています。
通常の冷蔵食品より低い温度で加工されるため保存がきき、品質が保たれます。
ゼリーなどの食品が代表例でしたが、近年の加工技術、運送技術の向上により様々なジャンルの食品がチルド食品として登場しています。
4、冷凍食品
長期保存を目的に凍結された状態で流通している食品です。
製造から販売までマイナス18度以下で品質管理されており、調理時に解凍して使用する食品となります。
以上が食品のジャンルです。低温での保存という点では冷凍食品に近いですが、
完全に凍結させない点がチルド食品の特徴です。
また、それぞれの食品が保存性を高めることを目的としていますが、チルドは常温で保存すると腐敗してしまいます。
腐敗するということは一見デメリットのように感じられますか、食品としては当たり前の変化であり、逆に安全性の高さや品質の高さが分かる食品です。
日常使いに適したチルド食品
チルド食品を今回ご紹介する理由は、日常使いにとても適した食品だからです。
インスタント食品やレトルト食品は食べる際の手間を省くことができますが、加工する方法に限界があるため、食べられるジャンルがある程度限られてしまいます。
また、冷凍食品も解凍する段階でチルド食品より味が落ちてしまうものがあります。
では、実際にオススメのチルド食品をご紹介します。
オススメのチルド食品
焼き魚・煮魚
最近スーパーやコンビニなどで販売されているチルド食品で私が最もオススメしたいのが、この焼き魚や煮魚です。
鯖の塩焼きや鯖の味噌煮をはじめさわらの西京焼きなど、様々な種類が販売されています。コンビニの代表格であるセブンイレブンにはこれらの焼き魚・煮魚が充実しています。
既に調理されているため、電子レンジでの温めで調理ができてしまう優れものです。味も美味しく、立派なおかずとして重宝しています。
魚の調理は下ごしえや焼き加減などが難しく敬遠しがちですが、これを使えばお手軽に魚料理が食べられます。

煮物系・和え物惣菜
きんぴらごぼうやうの花、筑前煮などのお惣菜もチルド食品で味わえます。
一手間がかかる惣菜もチルド食品であれば、レンジでの加熱や湯煎するだけで簡単に調理できます。

ご飯とおかずを作ったけど副菜が一品足りない。
こんな時にこの惣菜が活躍します。数種類の野菜を使用した惣菜もあるため栄養バランスも補えます。
メインデッシュ
最後にオススメしたいのが、ハンバーグや生姜焼きなどのメインデッシュとなるおかずです。チルド食品としてイメージしやすいのが、お弁当などに入れるミートボールですが、今はメインデッシュとして食べられるほど品質が向上しています。
ハンバーグや生姜焼き、ロールキャベツなどその種類も増えています。
私の個人的なオススメはハンバーグです。ミートボールで培ったひき肉料理のチルド食品加工技術を正統に進化させたものです。食べたことない方は一度食べてみると、ファミリーレストラン顔負けの味わいに驚きます。

チルド食品で手間を省くのは悪いことなのか
以上が、チルド食品のオススメです。味や種類の豊富さについてお伝えしてきましたが、加工食品で手間を省くことについて少し抵抗がある方もいるかと思います。
私はこの点について自信を持って手間を省くことに賛成します。
もちろん毎日自炊をすることは健康を気遣ううえで大切なことですが、栄養バランスや家計を考えると毎日続けることは難しい日もあります。
そんな時家計にも優しく複数の食材を取れるチルド食品は、栄養バランスを考えるシニア世代にもオススメできる食品です。
是非試してみてください。
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