現代においては携帯電話の存在は生活に無くてはならないものとなりました。
総務省の発表による携帯電話の人口普及率は平成30年度末で114.7%に達しているようです。
つまり、日本の全人口が1人1台必ず持っている計算になります。
もちろんこれは単純計算ですので、1人で複数台持っている方もいれば1台も持っていない方もいます。しかしながら、それだけの普及率になっている点は間違いない点です。
この携帯電話は現在においては、大きく二つに分類されます。
それは、
ガラケーとスマホです。
今回はこの携帯の特徴をお伝えするとともに、今後シニア世代が使用していくうえで
スマホへのお切替えをオススメしていきたいと思います。
携帯電話の2大勢力 ガラケーとスマホ
まずは携帯電話の種類についてみていきます。
最初に挙げたように、携帯電話はガラケーとスマホに大きく分けられます。
それぞれの特徴は何でしょうか。
日本独自の進化を遂げた ガラケー
ガラケーとは「ガラパゴス化した携帯電話」の略称となります。
ガラパゴス化とはガラパゴス諸島の生態系を模倣するように世界とは隔絶された環境で独自の進化を遂げたものになります。ここでいうガラパゴスとは世界から見た日本のことを指します。
日本の携帯電話の多くはは国内メーカーが販売を行っており、優れた機能も兼ね備えいますが、独自の規格を使用したものなども多く日本国外の基準とは異なった進化を国内で遂げてきました。
例としてワンセグやお財布ケータイなどが日本独自の機能として発展したものです。
以前はこのガラケーが日本の携帯電話市場を席捲していましたが、現在は後述するスマホのシェアが上がってきました。
大多数になってきた スマホ
現在携帯電話で大きなシェアを獲得してきたのが、スマホです。
このスマホはスマートフォンの略です。
スマートフォンのスマートとは英語のsmart(賢い)からとられており、文字通り今までの携帯電話に比べ性能が高い点からスマートフォンと呼ばれています。
通常のメールや電話などの携帯電話機能に比べ、携帯情報端末としての機能があり、とても多機能です。
この多機能性によって、パソコンでしか行えなかった作業もスマートフォン上で操作できます。スマートフォンを簡単に言い換えるならば、パソコン並みの機能を備えた携帯電話というべきでしょうか。

ガラケーとスマホ シニア世代にはどちらが適しているか
それぞれ異なった特徴がありますが、今後お使いになる携帯電話として選択するにはどちらがいいでしょうか。
私は断然スマホをオススメします。
もちらんガラケーにも根強いファンがいるのも事実で、
・電波が入りやすい
・操作が分かりやすい
などのメリットを挙げる方がいます。
しかし、この意見、スマートフォンを使用したことのない人が持っている固定概念の部分が強く、現在市販されているもののを多くはこの部分を改善していると思います。
まずは、電波が入りやすいという点ですが、スマートフォンとガラケーの電波周波数は現状同じものを使用しており、厳密な差はありません。
なお、ガラケーの多くで使用されていた3Gという回線については、むしろ使用できなくなるためガラケーをご使用の方は今後注意が必要です。
次に、操作が分かりやすいという点ですが、ガラケーの多くは番号を押すボタンが配置されており、最初の操作においてはとっつきやすいというだけだと思います。むしろスマホはガラケーより画面が大きく文字が見やすいため、シニア世代の方にはオススメです。
逆にスマホ側のメリットを挙げます。
それはガラケーにはない拡張性です。
スマホの多くは端末にアプリと呼ばれるソフトをインストールすることができ、様々なことができます。
代表的な例でいうと無料電話や簡単にコミュニケーションがとれるトークアプリのLINEや写真を加工し、ネット上で交流するInstaglamなど、趣味の幅を広げるものがあります。
特にこのLINEについては10代・20代の利用率が高く、お子さんやお孫さんとのコミュニケーションにも活用できます。
このように現在においてガラケーにこだわる理由はないかと思います。
しかし、新たな端末に切替える点は不安かと思います。
まずは現在使用している携帯会社に相談し、自分にあったスマホがあるか覗いてみてください。
通信量の料金も年々下がっていますので、是非一度検討してみてください。
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